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採用サイトから年間1万人のエントリー!! 社員20名の会社に、なぜ人が集まるのか?
前年度に引き続き今年も「売り手市場」と言われている新卒採用
中小企業の求人倍率は9.91倍といわれ、人手不足は深刻な問題になっています。
そんな最中、社員20名の人材コンサルティング企業に、
1万人もの学生たちを集めることが出来る、企業があるのです。
株式会社レガシード 代表取締役 近藤悦康 社長
奥様と学生スタッフ3名でスタートした会社が
「Rakutenみん就」で学生が選ぶ「2019年卒インターン人気企業ランキング」
全企業中32位、中小企業では1位という驚異な成績を収めました。
近藤社長 「まず、中小企業は新卒は採用できないという前提を払拭すること、
小さい会社であろうと、不人気業界の会社であろうと、人を採れているところはあります。
要はやり方なんです。
多くの企業は、商品・サービスの開発には真剣に取り組んでいますが、
採用活動のイノベーションを行っていません。
就活市場では、学生が使う、サイトや端末、就活感、他社といった要素が年々変化しています。
にもかかわらず、打ち出し方や選考基準が変わらないのはおかしい。
変革していく意識を強く持つ必要があります。」
(戦略経営者インタビューより)
株式会社レガシードではパンフレットやプログラムなど前年と違うものを作成し
変化を習慣づける事でイノベーションを引き出しているとのこと
(これは、前回の記事
「採用動向に合わせた、採用の活動を行う事が結果に結びつく」に共通していますね)
採用は担当者だけでなく全社員で行う事も認識し強化しているそう。
実際には、大学のオープンキャンパスのような
オープンカンパニーを年40回開催したり
長期インターンシップを行い
社員のアシストを行わせ現場感を体験する
それに対する報酬もインターンに支払うそうです。
「売り手市場」と言われている中で、採用活動を行う企業は
学生から選ばれるためには、どうしたらいいのか?
それは、就活生に魅力ある就業体験をしてもらい企業理解を促し、
学生と深いコミュニケーションを築く必要性が高まっているといえるでしょう。
ところで、ここに興味深いデータがあります
2019年卒マイナビ学生就職モニター調査によると
2014年卒から5年間もの間、1位のワードは「楽」という文字
ただし、これは就職活動が楽に進められたという事ではなく
「いろいろな人や企業に出会えて楽しい」という意味での回答が多かったそうです
実際、4位に「縁」というワードがはいっていますね
しかし、2位に「苦」、3位「迷」とあるのは
学生側も就活に対して
一筋縄では行かなかった経験をしたという事が考えられます
「苦」を選んだS大学生は「自分と向き合う事が難しくなかなか思うようにいかなかった」
H県立大学生「就職活動が順調に進まず、苦しいと思う事が多かった」 と答えています
「迷」を選んだT大学生「最後、行く会社を決めるときにすごく迷った」
K学院大学生「結局最後まで正しい道かハッキリしないから、今でも迷っている」
と答えています。
たとえ、売り手市場と言われていても、
就活は学生にとって将来を真剣に考え、自分を見つめ、
答えを探し、決めていく。ことに変わりはないのです
では、そんな就活生達に企業側が出来る事はなんなのか?
学生たちが閲覧する何万もの求人サイト
ふと、目を止め「この会社の説明会に行ってみたい」と思えるような表現
参加してみたいと思う採用活動
その手法を考え、打ち出すことが、人材確保の一歩と考えらます
社員20名の会社「株式会社レガシード」のHPのトップには
会社を紹介するムービーが載っています
14分もの長い映像ですが、代表取締役の人物像を始め
セミナーに集まる学生たち、先輩たちのインタビューや
お客様のインタビューまでもが盛り込まれている
どんな人がいて、何をやっていて、どのような成果が上がっているのか
私達も採用動画を制作するときには、ここをベースに考えています
視聴している学生にとって、採用動画は
リアルな情報を得られる情報源の一つ、
また、学生たちが働く事をイメージしやすいのも
採用動画のメリットの一つではないかと考えています