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人手不足の製造業者様へ『動画マニュアル』をご提案します
少子高齢化が進む中、日本企業における人手不足は深刻化しています。
どの企業にもあてはまる事なのですが、今回は「製造業」を取り上げて
人手不足解消案の一つとして「多能工化」と「動画マニュアル」について
お話していきたいと思います。
※2021/4/2
製造業動画マニュアルLPを更新しました!
多能工化とは?
1人が単一の作業を受持つ作業者を単能工といい、
1人で複数の作業や工程を遂行する技能を持った作業者を多能工(マルチスキル)といいます。
単能工の場合、一つのポジション作業を行うため
全体の流れが把握できず、「造り過ぎ」などのムダを出しやすいというデメリットがありますが
担当業務についてはプロフェッショナルであるというメリットもあります。
品種は少ないが大量に生産が望まれていた高度成長期の頃では単能工が一般的でしたが
近年では毎年新製品を開発発売する業種が増え
「多品種少量生産」に取り組む企業が増加、
作業員も様々な工程をこなす必要性が出てきました。
複数の工程を担当できる作業員を育成することを
「多能工化」といいます。
多能工化によるメリット
多能工化には人手不足の企業にも解決策の一つとして有効な対策といえます
冒頭にもあるように、年々、人材を確保することが難しいと感じている企業が増えています。
黒字にもかかわらず、人手不足で窮地にという企業が後を絶ちません。
であれば、やはり、一人の作業員に複数の工程を担当してもらう
「多能工化」をお勧めします。
その他にも
● 「多能工化」により、忙しい工程に労働力を移すなどで、
業務量や業務負荷などが偏らず平準化できるようになる。
(特定の時期、特定の部門での残業のかたよりが少なくなる)
● 欠勤等のイレギュラー対応が出来、納期遅延用の予防ができる
● 担当外の作業員が新しい業務を覚える上で、課題が見つかり業務改善に繋がる
● 作業員同士が教えたり、教わったりで互いにスキルアップし
さらに能力の偏りがすくなくなる
● 企業も、業務や作業の「流れ」が見え、全体を把握しやすい
等です。
「意外にも、あの人には、こんな能力があったんだ!」とか
「この仕事のほうが適正では?」と潜在能力を発見できる機会にもなるかもしれません。
「多能工化」を進める上で気を付けなければならないこと
デメリットと言うほどではないのですが、多能工化を進める上での注意するべきは
教育内容にバラツキがあってはならない事です。
「あの人にはこう教わったのに、この人ではこういう風に進めるべきと言われた」
と教育内容が人によって違ってしまっては、意味がありません。
また、その教育をすること自体が、作業員の負担になり、通常の業務に支障が出てしまう恐れも
考えられます。
そこで、弊社では作業のマニュアルを「動画」にして、OJT(教育訓練)に役立てて頂ければと提案します。
そして、多能工化でスキルを磨いた作業員には、評価する事も大事です。
「動画マニュアル」のメリット
◎ パソコンや、タブレット、スマホでも、映像が見られる環境であれば、いつでも、どこでも
動画マニュアルが見られます。
◎ OJT(教育訓練)前の予習に使用することで、OJTの効果を飛躍的に高めることが出来ます。
◎ 難しい業務も一人で繰り返し確認することが出来ます。
◎ マニュアルを動画化する事で、これまで個々のスキルに任せていた業務を平準化する事が出来ます。
◎ さらに、外国人労働者向けとして、多言語対応も可能。業務内容を教えることが容易になります。
動画マニュアルは、実際の作業を映像で見れるので、
テキストを読むよりも作業手順が理解しやすい場合があります。
熟練者が持っている作業や操作などのノウハウには
手順が複雑だったり、色や形の変化についての説明が伴うものもあります。
動画マニュアルでは人の動きや音声が収録され、文章や画像だけでは伝わりきれない内容を、
より現場感覚で説明することができます。
「動画マニュアル」制作の手順
1 構成案や目次の作成.
2 情報・資料の収集.
3 動画マニュアルの台本を作成
4 動画を撮影
5 編集
6 ナレーション収録(ナレーションなしの場合は5で終了)
基本的に1つの作業テーマに1つの動画マニュアルを作成します
あれもこれも、と盛り込みすぎて視聴時間が長くなり・・・ということのないように
伝えるべきところをキチンとおさえ、
誰に対するマニュアルなのか?ターゲットにむけた構成をたてることが大事です。
そのため、一人の担当者で進めるよりは、複数人に内容を確認したり
時に関係者からのヒアリングも必要になるでしょう。
構成が固まり、お客様に作成内容を確認して頂き、撮影に入ります。
「動画マニュアル」を映像制作会社に作成してもらうメリットとは?
「動画マニュアル」と検索すると、自分で撮影し編集する作成ソフトがたくさんあります。
ソフトもインストールするものからクラウド型で共有できるものもあり
大変便利だと思います。
全員で作れば負担はないよね?という考えも素晴らしいのですが、
個々の撮影の仕方や編集の仕方でマニュアルの出来上がりにバラツキが出たり。
ソフト扱うためのトレーニングや保守・管理が必要だったり
マニュアル制作の進捗状況を把握する担当が必要だったりする場合もあります
動画マニュアルを映像制作会社に作成してもらうメリットとしては
動画マニュアルのクオリティだけでなく、
CGを用いて、機械内部の説明をしたり製品の構造を解説するような
内容を盛り込むことも出来ます。
また、動画マニュアルのこの部分を、商品PR映像に盛り込みたい等
動画素材を別の仕様に使うことも出来ます
また作業員が外国人労働者の場合は翻訳し、外国語ナレーションを入れたり
外国人労働者向けに仕様を変更することも可能です。
頻繁にマニュアルを入れ替えたりする企業ではソフトを取り入れ
自社で作った方がよい場合もありますが、
熟練工の作業内容や技術のノウハウを動画にしておくことは、
技術継承の手段として大変有効だと言えます
その場合の動画マニュアルは会社の財産にもなるので
しっかりと作成する必要があるでしょう。
最後に・・・
ここまで、動画マニュアルについてのメリット等をお話してきましたが
もちろん、すべての企業や業種に動画マニュアルが得策とは言えません。
内容によっては、紙媒体のほうが良い場合もありますし、
作業員の構成や年代によっては、紙媒体のマニュアルに慣れている場合もあります。
また、紙媒体だった内容をすべて「動画」にするというのも得策ではありません。
しかし、これだけパソコンやスマホ、タブレットが世の中に普及し
動画を視聴する環境が整っている環境を利用しない手はないと思います。
余談ですが、PC使用時間が長い国は1位がフィリピン(5時間4分)
モバイル使用時間が長い国はタイが1位(5時間13分)でフィリピンが2位(4時間58分)
というデータがでました。
世界平均は3時間14分、日本は1時間25分と意外にも少ない使用時間ですね
オンライン時間が最も長い国は1日10時間2分のフィリピン、日本は意外にも短いことが調査で判明 – GIGAZINEより引用
ということはアジアの外国人労働者にとってスマホで視聴する動画マニュアルは受け入れやすいのかもしれません。
「いつでも、どこでも、何度でも」
ターゲットを絞り、動画である特徴を生かしたマニュアル作りを一緒に考えてみませんか?